もやもやブログ

職場のもやもやを吐きつつ、紙媒体編集者が未経験からWebディレクターを目指す。メンバー3人の持ち回り。

ウェブでは「なんとなく」は通用しない?

こんばんは!

お肌の劣化が気になり、ZOOMのミーティングでは、

パソコン(のカメラ)から遠く離れて参加している、50代半ば、もやもや3号です。

 

 

前回、similarwebについて少し書いた。これね。

 

「●歳代の女性は××が好きだから、そこに向けた記事をウェブに掲載する」という提案を受けて、ウエブ制作室に異動する前から私はそのプロジェクトの担当者になった。

ところが、BIGBOSSが教えてくれたsimilarwebで「××関連サイト」を調べてみたら、なんと「●歳代の女性」はどの「××関連サイト」でも少数派読者だった。

 

「××」と「●歳代」を今ここでは具体的に書けないので、

書いてる私も、読んでるあなたも、「もやもや」するが、

「●歳代の女性は××が好き説」

は、たぶん10人が聞けば、半数以上、いや7、8人は「そんなものだろうな」と納得してしまう説だと思う。

ところが、similarwebで調べてみたら、「××関連のサイト」のメイン読者は男性で、私たちが想定した読者世代とも外れていた。

 

つまり、

「●歳代の女性は××が好き説」

は、少なくともウェブ上では根拠がないことが証明されてしまったのだ。

 

紙媒体でも、ある記事の企画を検討する際、「読者のニーズがあるのか?」ということはもちろん重要視される。競合する他媒体の企画は常に気にしているし、アンケートなどで読者に改めて意見を聞くこともある。

 

「50代以上の女性のための生活実用情報誌」を謳う『ハルメク』という雑誌がある。以前、同誌の制作過程に密着したNHKの番組を見たが、読者アンケートはもちろんのこと、記事のタイトルをどうするかについても読者アンケートを参考にするという「読者至上主義」を徹底していた。ここまで読者のニーズを捉え、それに応える紙媒体は、少ないだろう(これも「根拠なき私見」だけど)。

 

いずれにしても、今回のような「●歳代の女性は××が好き説」の根拠が明確に証明されるようなことは紙媒体においては、ほぼないのではないだろうか。

紙媒体が「いいかげん」ということではなく、ウェブでは「なんとなく」が通用しないことを痛感させられた、というのが正直なところだ。

 

ん? ちょっと待てよ。

 

「●歳代の女性は××が好き説」をもとに始まったプロジェクトを担当するためにウェブ制作室に異動となった私。その説が根拠ないと証明されてしまったら、私はどうすればいいのだろうか?

 

次回、もしお会いできたら、お会いしましょう、、、、、